試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 BOARD名・サイズ・カテゴリー 2023FutureFly YellowFish・218×58㎝ 87L・WAVE FutureFly YellowFish
<デザイン、装備、従来モデルとの比較等の外観的なコメント>
ジョイント付近にワイドポイントがありノーズやテイルにかけては絞り込まれたアウトライン。
特にテイル幅(テイル先端から30㎝の幅)が33.3㎝はThrusterの75L以下に使うほどの狭さでQUADには珍しい。
デッキ形状もセンターに厚みを持たせてレイルを落とす山形(センターボリューム)。最近のフラット気味のデッキ形状で安定感の良いボードから比べると、かなりサイドショア波乗りを意識したデザインです。似たようなデザインとしてはStarBoardのHYPER。
最初乗った時には難しく違和感がありまくりましたが、フィンのサイズを調整したり乗り込むほどに波乗りの良さを感じれます。ボードに乗らしてもらっているより、このポテンシャルを乗りこなしてみろ!って言われてる感じ。
プロダクションボードにしては珍しく、チューニングの知識を持った上級者向けのサイドショアWAVEに照準を絞ったボードだと感じます。(尖がっています!)
決して浮力バランスに優れて乗り易いと思うボードではないですが、フィンサイズやセイルパワーが決まった時の波乗りの楽しさは抜群です!!アンダーになると、とにかく走り出してくれないので、波か風のどちらかにパワーがないと真価を発揮しないボードです。

=総合評価=
△ 悪い  ○ 普通   ◎ 良い ☆非常に良い 
プレーニングパフォーマンス スピード・初速・上り アクションパフォーマンス
ベーシックフリースタイルアクションや
ジャンプ等ジャイブ以外のアクション性能
スピードジャイブ性能 ジャイブの弧の自在性
波乗り性能 サイドショア/オンショア  /  コントロール性能 ラフ海面
浮力バランス安定感 装備品のクオリティー
マッチングSAILタイプ エリア  3.7~5.3㎡(どのサイズでもアンダーは×)
4バテンの5.3はマッチングが良いと思いますが、5バテンのパワーがあるタイプだと5.0㎡までにした方が良いと思います。ノーズの浮力が無いので5バテンの5.3だとセイルが大きいと感じます。
※装備フィンで◎にしているのは付属フィンが日常的には使用が厳しいと言う点からです。
 クッションのしっかりしたデッキパッド、ストラップに関しては☆です。


 <コメント> 試乗し気が付いたことがあれば追記していきます。


 Date / ゲレンデ 2023年9月 / 南房総
 コンディション  サイドからややサイドオフ 波は腹~胸ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER ICON5.3㎡5バテン
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 9㎝ リアフィン:MauiUltra X-TWIN16.5㎝
純正の9+15㎝だと、特にオンショアで走り出しの悪さ、行きたい場所へ行けない上りの悪さを感じていたのでフィンを変えて乗ってみました。
まだサイドフィンの位置が完璧に決まってはいないのですが、波間でゲッティングしていく際の加速のしやすさ、波の中での動きのストレスのなさに関してはバッチリです。ガスティーだったので上りの悪さを少し感じたのですが、ここのテストが現在の課題です。
FutureFly YellowFish87L南房総
 Date / ゲレンデ 2023年9月 / 検見川
 コンディション  45~40度オンショア 波は腰~腹ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル  SIMMER ICON4.5㎡5バテン
 使用フィン  サイドフィン:K4 INCINERATOR 9㎝ リアフィン:MauiUltra X-TWIN16.5㎝
今回は、オンショアコンディションで前回と同じフィンサイズを使いサイドフィンを少し前に出してテスト。
走り出しの良さ、上り性能、波乗り時のドライブ感の良さ、ターンへの入り易さ、全てにおいて納得のいく乗り味になりました。
87L前後のボードを日常に多いコンディションで使うなら良いフィンサイズだと言えます。
波乗りに特化したボードはサイドフィンの位置がとってもシビアです。
このボードに関しては、走り出し、上りの悪さを感じたら前に出すと改善されます。

FutureFly YellowFish87L検見川の浜
 Date / ゲレンデ 2023年12月 / 御宿
 コンディション  サイド~クロスオンショア 波はオーバーヘッドで、かなり掘れ気味。
インサイドが非常にガスティーでゲッティグが非常に難しいコンディション。
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル  SIMMER 2022BlackTip3.7㎡4バテン
 使用フィン  サイドフィン:K4 Dugong10㎝ リアフィン:MauiUltra X-WAVE19㎝
15~20m/sの強風予想だったので、あえてサイドになるとガスティーなゲレンデに出掛けてみましたがガスティーの度合いが大きすぎて厳しい時が多かったです。自分は3.7/4.5/5.3のラインナップで最初はインサイドに合わせて4.5をチョイス。インサイドを抜けるには良かったのですが、波に乗った際やアウトサイドはオーバー過ぎて×。3.7に切り替えて良い時が少しありましたが、インサイドの波がワイドダンパー気味でゲッティング非常に厳しくテストを煮詰められませんでした。今日はQUADにするべきだったなぁ・・・と感じます。
ただ、今日のコンディションで乗って得られた感触は、自分のような軽量な体格でもボードがオーバーだとは感じない事。良い波を選べた時には抜群のスピードとターンの自在性を感じれたこと、十分なセイルパワーがあれば上り性能もバッチリだと感じれたことです。
Thrusterにしてみた感触も良かったので、色んなコンディションでQUADと両方テストしてみます。個人的には波が掘れ気味ならQUAD、メローならThrusterが良いと思ってはいますが・・・。定休日に良いコンディションに恵まれた時にしか出掛けてテストできないので時間が掛かりそうですが、乗れたら随時追記していきます。ま、WAVEは仕事と言うよりも自分が好きで乗っているので、もともとマイペースですが。
FutureFly YellowFish
御宿
御宿 
 Date / ゲレンデ 2024年3月 / 検見川
 コンディション  サイドオン35~45° 波は腰~腹ぐらい
 テストライダー 身長170㎝ 体重58㎏
 使用セイル / 使用ボード  SIMMER EVOQ5.3㎡5バテン
 使用フィン  サイドフィン:K4 DUGONG10・11㎝ リアフィン:MauiUltra X-WAVE21㎝
Thrusterでは検見川で乗った事が無かったので乗ってみました。
サイドフィンは10㎝と11㎝を使ってみました。
10㎝は走り出しが悪く上りも良くない感触、ターンもレイルの入りがシビアで乗りずらさを感じたので11㎝にスイッチ。
走り出し、上りも良くなりターンへの入り易さ、オンショアならではのドライブが強めで伸ばしていきたいターンも抜群になりました。
最近の各社の近いボリュームのThrusterサイドフィンサイズをチェックすると11㎝が多いので、やはり11㎝が良いのだろうと思います。
好みはあると思いますが、オンショアで乗る際や、ドライブの効いた長目のターンが好みの方はサイドフィンはDUGONGが乗り易いと感じます。
他のゲレンデでも乗ってみます。
ジョイントは何時もより1㎝前で良かったです。ここは使うセイル、コンディションによると思いますが、これ以上、前にする感触はないです。
FutureFly YellowFishFutureFly YellowFish
FutureFly YellowFish
検見川の浜
 


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