このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名 2011SIMMER I-CON5.6
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 MODEL WAVE
 使用マスト SIMMER RDM90-430
 テストライダー 身長170cm 体重62s
 ゲレンデ 検見川・九十九里
 コンディション
 海面状態
検見川 フラット ジャスト〜オーバー
九十九里 胸から肩の波 アンダー〜ジャスト
 使用ボード・FIN 検見川 FREESTYLE WAVE STAR KODE103L 30cm
九十九里 TWIN WAVE QUATRO TEMPO92L 16.5cm
 性能評価 △ 悪い  ○ 普通  ◎ 良い  ☆非常に良い
アンダー性能 操作性
SPEED性能 セッティングの
し易さ
セイルの軽さ(自重) プレーニング時の
安定感
カムのローテ―ション  ○     
マッチングBOARD  WAVEボードはもちろん、そのスピード性能からFREERIDEや
FREESTYLEWAVEまで幅広く対応可能
 
おすすめレベル  ビギナー〜上級者まで選ばず 


 <コメント>

 
 今年は(2012モデル)、カラーリングにニューカラーのパープルを投入したり、MISSIONとMISSION-Xを統合しMISSION−Xとするなど、
 SIMMERとしては変化をもたせた年だと感じます。
 その中において、完成度の高さから、マイナーチェンジに留めているのがI-CONだと思います。
 最も変化したと感じるのは使用感の軽さです。
 スペック上、セイル自体の総重量は、ほとんど変化していないのですが、わずかにウインドウ部のX-PLY部を増やしたりすることで、
 使用感自体は変わっています。
 
 昨年は、特にパネル中央のパワーを感じたのですが、今年はやや弱まった感があります。
 かと言って、アンダー性能が鈍った感は無く、走行時に手元が重く感じず楽にスピードを維持しやすい感覚が増したという事。
 プラス、トップが軽く感じます。
 この2点が、使用感が軽くなったと記述した理由です。
 
 I-CONは、走行時のフォイルの安定感を上げるために、バテンも、マストに食い込ませています。
 その為、使用感はソフトと言うより、カチッとしています。
 この走行時の安定感の高さが、単にWAVEセイリング用としてだけでなく、
 走りも楽しむFREERIDEやFREESTYLE WAVEボードでのセイリングにもおすすめの理由です。
 ただし、同社のIーRONほどのパワーはありませんから、 WAVEセイリング以外で使うのであれば、
 レディースの方や、体重が65s以下のライトウエイトの方にオススメします。
 自分は60kgですが、100L前後のFREESTYLE WAVE等のボードで使うならOKです。
 しかし、もう少し大き目のボードで乗るならば、パワー不足を感じ、同社のI-RONやV-MAXを選びます。

 フラットウオーターでのテスト時は、かなりオーバー気味で使いましたが、風を溜めすぎず常に楽にセイリング出来ましたし、
 九十九里のサイドショアの波の中では、ゲティングがアンダーで、波に乗ればジャストコンディションだったので、
 アンダー性能の弱さも無く、又、波の中での操作性の良さも感じました。
 バテンのローテーションは、波乗りをしている際のオンオフに違和感があるわけではなく、
 タック後、ジャイブ後のセイル返しの際に、他のセイルと比べればリアクションが少しあるといったことから○にしました。
 前記しましたが、バテンの食い込みによってフォイルの安定感を持たせている為です。
 別に手で押さなければ返らないなどの煩わしいものではありません。
 ただ、この部分が好みで分かれますので記述しました。

 メーカーは、WAVEセイルシリーズ中、このI-CONを最もオールラウンドなタイプとして開発しています。
 その狙いどうりに、オンショアWAVEセイリングに必要なスピード、適度なパワーに優れますし、
 サイドショアで操作性にも優れ、ガスティーなコンディションでも走り出しを助ける適度なパワー、
 波を降りていく際にも風溜まりを気にせず使える仕上がりになっていると言えます。
 検見川の南西・北西の強風コンディションにおすすめです!
 
 MISSIO-XはダウンザラインのハードコアWAVE。もう少しパワーを抑え、縦長で、少しソフトに感じる手応えで耐久性を考えた作り。
 BLACKTIPは4バテンで、ソフトで軽く(最軽量)、瞬発力に優れるFREESTYLEセイルの要素を持たせた作り。
 I-RONはWAVEセイルの操作性とSLALOMのパワー&スピードを出来るだけ融合させた作り。(CROSSOVER)

 一口にWAVEセイルと言っても、SIMMERは、それぞれ味付けを変えて作っています。
 それぞれの特性を分かって、ゲレンデコンディションやイメージするセイリングスタイルに合わせてチョイスすると良いと思います。