試乗レポート
このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2024GA MATRIX6.7 LUFF:462 BOOM:192  MODEL: ノーカム7バテン FreeRace
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  FreeRide & FreeRace
 おすすめレベル  プレーニングOkの中級者以上の方
※スピード性能に関しては、更にスピード性能に優れるボードでテスト次第に再記入します。 
 2024GA MATRIX
 ・アンダー~オーバーまでチューニングの幅が広い。
 ・加速の為のしなやかなトルクがありつつ走行時は安定感がありFreeRideセイルよりもワンランク上のスピードを楽しめる使用感。
  ラフパネルが3枚で素材を変えている効果が出ていると思います。2021モデルと比較して格段に良い!
 ・ダウンチューニングの目安がセイルにプリントされていて分かり易くなった。

 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ / ライダー  2024年3月 / 宮古島 / 身長170㎝ 体重61㎏
 コンディション   オンショア フラット海面 アンダー 
 使用マスト/ボード/フィン  SIMMER RDM8-430 / AV FreeRace106L 228×66㎝ / 36㎝ 
ブローでパンピングして、ようやくプレーニングするぐらいのアンダーコンディション。
ボードのプレーニング性能にも助けられていたと思いますが、かなりアンダー性能は良いと感じます。
アンダー気味でありながらも走り出した後にプレーニングを持続させる為のトルクも良い!
トルクがあっても重いと感じるものではありませんし、かなりダウンテンションを弱めて使ったのですが風圧中心がずれる感覚もなく引き込み易さは抜群でした。
ノーカムでありながらマストスリーブよりのフォイルの深さは、かなり深めに作り出すことが出来ます。バテンがマストスリーブに食い込むのですが、ソフトな使用感でバテンのローテーションも抜群でした。3枚のラフパネルで作り出されるおかげかなって思います。
セイルの使用感も軽いです。
今まで無かったダウンホールテンションの目安となる目印が付いたのでチューニングが分かりやすい!
2024GA MATRIX6.7
2024GA MATRIX6.7
 Date / ゲレンデ / ライダー  2024年3月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重61㎏
 コンディション   南東 サイド フラット~やや風波が入った海面 ジャスト~ややアンダー 
 使用マスト/ボード/フィン  SIMMER RDM8-430 / Tabou FreeRide 135L 250×72㎝ / 46㎝ 
最もSLALOMセイリングが楽しい検見川の南東。防波堤内はフラットで本栖湖のようなコンディション。
風速的にはブローで8m/sぐらいかな。今日のセッティングでジャストパワーでした。
ジャイブ後の立ち上がり、ブローが入った際の加速、上りをとっている際にもパワー供給がし易くスピードキープがしやすい、何れもパワフルなトルクがあればこそ
が可能にしてくれるものですが、安定したトルクなので引き込みには全くストレスを感じません。
今日は重量もあるFreeRideの135Lを使用しましたが、軽量でスピード性能に優れるボードならば、更にセイルのポテンシャルを十分に活かしたセイリングが可能だと思います。そして特にこのセイルが素晴らしいと感じたのは、上りや下りの際にマストの角度を前後に少し(2~3㎝)動かすだけで最適なパワーを得られる手ごたえが感じられスピードアップができる性能。今まで使ってきたセイルには、あまり感じたことが無い感触です。
個人的には、かなりハイポテンシャルで使いやすいセイルだと感じます。
2024GA MATRIX6.72024GA MATRIX6.7
<今日のセッティング>
エクステンションを32㎝にセットして画像のように余らせたので430㎝ぐらい。
ダウンの目安になるマークの2番目までリーチが緩んだ状態。
アウトはブームを194㎝にセット。RDMマスト用のアダプターの分を差し引いて190㎝ぐらいだと思います。
クリューに近い部分のバテンはブームに当たらないけど、ほとんどノーテンションに近い状態です。
まだまだアンダー時のセッティングになります。
アウトホールは上を使って乗りました。以前は上だと違和感があって下ばかり使っていましたが、このモデルは上でも違和感がありません。
フォイルで使う時、オーバー気味で操作性重視、ブームを低くして使う場合は下の穴を使うと良いと思います。
フォイルなどでテストしましたら追記レポートします。
ダウンホール2024GA MATRIX
2024GA MATRIX
Date / ゲレンデ / ライダー 2024年4月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重61㎏
コンディション 南西 オンショア 10~12m/sぐらい
沖合は風波でかなり荒れた状態で、インサイドは場所を選べば走り易い状態。
波は腰から腹。ウネリは腹から胸。
使用マスト / ボード / フィン SIMMER RDM8-430 / Patrik F-CROSS136L 239×72.5㎝ / 純正42㎝ 
沖合のは平均で10m/sオーバー。4.5から4.2でも走れるぐらいの風速で風波でグチャグチャ。
インサイドの防波堤内は場所を選べばウネリも綺麗で走らせやすい状態でした。
10m/s前後ぐらいでブローはオーバー気味だったので12m/sぐらいあったかな?!
WAVEボードの方達はイマイチで100L前後に5.3~6.0㎡の方が一番楽しそうだった感じ。
ジャスト~オーバー気味のテストには丁度良いコンディションだったと思います。
ボードの乗り易さも手伝ってくれたと思いますが、加速の為のパワーが十分あるのに走行時も安定していて引き込みやすい理想的な乗り心地でした。
ただ走り易いだけではなくスピードを維持するためのパワーもあるし、ジャイブに入る際にもセイルを引き込みやすい状態にチューニングが可能でした。
スピードの面は一般的な使用目線で言えば非常に良い★です! 十分高速セイリングを楽しめると感じます。
少し荒れた海面操作しながらスピードを出すアドレナリンが出るセイリングが楽しめたので。
<今日のセッティング>
ダウンはEXTを34㎝にしてセイルにプリントされたダウン目安のMAX
アウトホールは下を使ってブームを194㎝にセットして引き切った状態なので表記のプラス0.5~1㎝ぐらい

検見川沖合風速2024GA MATRIX
2024GA MATRIX
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