このレポートは、あくまでも試乗した個人の感想ですので、参考としてください。

 SAIL名:2024SIMMER EVOC5.3 ラフ415㎝ ブーム170㎝  MODEL:オールラウンドWAVE 
<総合評価>  △ 悪い   ○ 普通  ◎ 良い  ★非常に良い 
 アンダー性能  操作性
 SPEED性能  セッティングのし易さ
 セイルの軽さ(自重)  プレーニング時の安定感
 ローテ―ション:カムorバテン
 マッチングBOARD  FreeWave WAVE FreeStyleWave FreeMove
 おすすめレベル  あらゆるレベル
 2024SIMMER EVOQ5.3


 <コメント> 試乗ごとに感じた事があれば追記します。
 Date / ゲレンデ/ ライダー  2023年12月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重58㎏
 コンディション   北西 サイド 膝のうねり ガスティーで風速のアップダウンが大き目 
 使用マスト/ボード/フィン  SIMMER RDM80-400 / 2023-24TABOU FIFTY115 232×72㎝ / GA HYBRID FOIL フロント900
6.4㎡フィンでも走れそうな風速でしたが、ガスティーなコンデションだったのでフォイルで乗ることを選択。
セッティングは表記どおり。EXTを16㎝にして1㎝余り。ブームは172㎝にして余らせた。
ブローではフォイルの浮き過ぎをコントロールすることが難しく感じたのでLibertyのチューニングバテンを上から第3、4バテンに挿入。(画像参照して下さい。Libertyのチューニングバテンは長さの種類があります。自分は6本セットを使っています。バテンポケットに挿入する事で、そこの部分が硬くなり風を溜めずに流してくれるのでオーバーセイルが楽になります。挿入する長さを選ぶことで自分に都合の良いパワーにセイルを仕上げられます。)
劇的に安定感がUPしました!
アンダー~ジャストならチューニングバテンが無い状態でも、お気楽フォイルセイリングは問題なしの乗り心地ですが、オーバー気味のブローが入る場合は確実にチューニングバテンを使った方が良いと感じました。
チューニングバテンを使えば、お気楽フォイルセイリングよりも、もう一段プッシュしたスピード感のあるフォイルセイリングを楽しめるポテンシャルになります。
フォイルセイリングなら常に使っても良いかも・・・。テストしてみます。
フィンで乗る際のオーバー気味のコンディションなら第4バテンだけに入れた方が良いかもしれません。ここもテストです。
もう1点、まだテストしていないですが、チューニングバテンを使った時はアウトホールを少し緩めた方が更に乗り心地が良い状態になると感じました。アウトホールを引かなくてもセイルの風圧中心が安定するので、アウトホールを緩めて、よりマスト寄りに風の溜まりを作った方がフォイルセイリングには都合が良い手ごたえになる気がします。次回テストしてみます。
とりあえず、フォイルセイリングでも、かなり楽しいレベルで使えるセイルであることは確認出来ました。
2024SIMMER EVOC2023-24TABOU FIFTY115L
 Date / ゲレンデ/ ライダー 2024年1月 / 検見川 / 身長170㎝ 体重58㎏
 コンディション  南→南西 サイド→オン 膝~腰のうねり→腰の波 アンダー→オーバー気味 
 使用マスト/ボード/フィン SIMMER RDM80-400 / バーレーSuperNatural100L FreeWave /
サイドK4DUGONG10㎝ センターMauiUltraX-Wave20㎝
今日はガスティーなアンダー気味からジャストちょいオーバーまで変化するコンディションで使用。
アンダー気味の時はダウンはマイナス0.5㎝にアウトホールは指定長。
オーバー気味の時はダウンは指定どおりに引いてアウトはプラス4㎝で174㎝。
どちらも高いパフォーマンスを発揮してくれました。
アウトホールを引くことで風抜けが良くなり操作性がアップします。個人的には引いた方が好みでした。

昨年まではICONを使っていましたが、比較して明らかにセイルが軽くパネルがしなやか。
パネルがしなやかなのでICONほどオーバーは効かないのかな?と思っていましたが十分だと感じます。
使用風域の広さは、ほぼ同じと言って良いんじゃないかな・・・。
九十九里の北東シーズンになったら、よりアンダー気味での性能が試せると思います。
 Date / ゲレンデ/ ライダー 2024年5月 /九十九里 / 身長170㎝ 体重60㎏
 コンディション  北東から北北東5~7m/s オーバーヘッドのうねり セットで頭の波  
 使用マスト/ボード/フィン SIMMER RDM80-400 / FutureFly87L Wave 218×58㎝
サイドK4DUGONG11㎝ センターMauiUltraX-Wave19㎝
ゲッティングはWAVEボードを使ったので浮力バランスがかなり厳しい状況でした。
たまのブローはウオータースタートがギリギリ可能でしたが、アウトに出る際に走り出すことは出来ませんでした。
いわゆるインサイドは厳しいけどアウトに出れれば天国っていうコンディションです。

アウトに出て、このブローでこのタイミングでテイクオフ出来れば良しのセイルパワーもありましたし、このコンディションで不安定なWAVEボードでセイルアップ、スープを越えていけるバランスをギリギリ保てたのでセイルの軽さも悪くないと感じます。
同じ5.3㎡でも、ICONは重さで85LのWAVEのアンダ―には厳しく感じていました。明らかにEVOQの方が軽いです。
それでもEVOQの5.3はパワーの為にブーム付近の面積が大きく感じるので、FreeWaveの様に浮力バランスの良いボードで使う方がマッチングが良いと感じます。SurfデザインのWAVEボードで使うならBlackTipの方が使い易いと個人的には思います。

<今日のセッティング>
ダウンはEXTを16㎝にして少し余らせたので表記どおり415㎝
アウトはブームを174㎝にして余らせたので172㎝ぐらい。(波乗りの時はアンダー気味でもアウトは引いた方が良いと感じます)
2024SIMMER EVOQ5.3九十九里
2024SIMMER EVOQ5.32024SIMMER EVOQ5.3
 
 
このホームぺージに記載されている会社ならびに製品名は、各社の登録商標または商標です.